グリーン調達

GREEN PROCUREMENT

グリーン調達について

当社は、法令遵守と環境負荷の低減を経営の重要課題の一つと位置づけています。これまでお客様の製品含有化学物質管理の方針に沿って社内管理をして参りましたが、各種規制の強化やお客様のご要望の多様化を背景として、より一層の対応が必要とされる状況となっています。

 

例えば、欧州連合(EU)のRoHS指令やREACH規則はもとより、POPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)などが、製品設計や製造プロセスに直接影響を与えるようになっています。また、米国のTSCA(有害物質規制法)改正が進められるなど、化学物質管理に関する規制が世界的に広がりつつあります。法規制のトレンドとして、規制対象物質のリストが継続的に拡大される傾向は今後も続くものと見られます。REACH規則におけるSVHC(高懸念物質)の追加、POPs条約の対象物質拡充などがその例です。さらに、リサイクル素材の使用推進やサーキュラーエコノミーを背景に、新たな環境基準や報告義務が導入されつつあります。

 

こうした各種規制の動向に加え、サプライチェーン全体での透明性確保やトレーサビリティの強化が産業界全体で求められるなか、当社としても全社的な管理体制を強化すべく、20247月に当社の自主管理基準として府中プラ「グリーン調達管理基準」を策定しました。この管理基準は、お取引先様から弊社に納入して頂く原材料、部品、資材に含有する化学物質について規定するものです。お取引にあたっては、この管理基準に基づく「化学物質調査」および「非含有証明書の提出」を依頼させて頂きます。弊社のお客様によって定められた自主管理基準を満たすことが要求される案件につきましては、そこに明記された化学物質についても調査をお願いさせて頂きますので何卒ご協力の程お願い致します。

 

自主管理基準の策定に加え、化学物質管理体制についても継続的に更新、強化を図っています。お客様に安心してお取引頂けるよう、管理体制の仕組み構築にあたっては、JAMP(アーティクルマネージメント推進協議会)製品含有化学物質管理ガイドライン第4.0販に準拠した、信頼性の高い管理体制と致しました。

 

グリーン調達は、お取引先様のご理解とご協力なくしては困難であり、お取引先様とともに更なる推進を目指して参りたいと考えています。当社のグリーン調達に対する、お取引先様のこれまでのご協力に感謝するとともに、より一層のご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。

 

20247

府中プラ株式会社

グリーン調達ガイドライン