SMART FACTORY
2005年に独自システムを自社開発し、生産ラインのIoT化を実現。管理情報から製造現場の状況など人を介さず
監視・管理・制御し、創業以来50年間蓄積してきたデータをもとに生産数と部材手配の未来予測をすることにより
小ロット・短納期であってもジャストインタイムのものづくりを可能にしています。
受注から生産・出荷までの生産管理業務を自動処理化するため、独自の管理ソフト(FPMS)を開発しました。
「受注」・「部材発注」・「生産指示」から「在庫・製造原価」まであらゆる管理業務を自動処理化することで
「研究開発」に全力投入できる体制を整え「提案開発型」の企業スタイルを構築しています。
出張先においても、その場で効率的にお客様に情報を提示できます。
<閲覧可能な情報>
生産計画・稼働状況・試作のライブ映像・CADデータ・流動解析・見積り・製品、材料在庫情報
社内システムと連動しバーコードから製品の登録情報を読み取り、
自動計数します。カメラで個数を読み取るため、ロットによる単重
のバラツキや風袋のバラキの影響も無く正確な出荷計数業務を行う
ことが可能です。
QRコード読み取りの製品情報アプリを開発しました。
自社システムと連携させており、箱のラベルに表示されたQRコード
をスマートフォンで読み取ると、製品情報・受注残・生産計画など
の情報がダイレクトに表示されます。それにより作業効率の向上、
出荷ミスの防止などにつながります。
タブレットPCにより、生産計画にあわせ管理書類を自動表示することで、
ロットごとの段取り時間短縮を図ることができます。管理書類は
データ化されており生産者に常に最新の情報を伝えることができます。
発電電力の見える化と工場使用電力の見える化モニターを設置
本社工場をはじめ、本山工場や専用地に太陽光発電装置を設置し、
工場で使用する電力を実質 ゼロ とすることを可能にしています。
成形機毎に使用電力表示システムを、開発しました。
省エネ改善活動の一環として、生産設備毎に電力消費を計測し、
一括して一つの画面上で、作業者が成形条件による電力の無駄を確
認できることにより、現状の使用電力量を【見える化】し、エコ生
産を実現しています。
また、このデータから具体的な目標を決め、PDCAを回し、その成果
を元に省エネ改善活動を推進していきます。
日頃の品質チェックに加え、ユーザーの情報をいち早くフィードバックし
製品の改良改善に取り組んでいます。
その実現手段として、品質保証の国際規格であるISO9001の認証を取得していま
す。
2007年に、ISO文書完全ペーパーレス管理システムを自社で構築しました。
また、すべての測定器をネットワーク化し、情報を即座に集約することが可能な
ため迅速な対応が可能です。
お客様の資産である金型を大切に保守・管理いたします。
本社工場の特徴の一つが、ITと最新装置を駆使した金型管理体制です。
金型を管理・保管している自動倉庫を社内ネットワークと結び、履歴を管理するだけではなく、
生産計画から紐づけて自動的に金型が出てくるのでスムーズに生産できる仕組みになっています。
お客様の資産である金型を、管理システムによる履歴管理によりメンテナンス時期を事前予測し、
金型専用洗浄機で常に高精度を保ち大切に管理・保管しています。
金型専用 電解超音波洗浄機
金型を超音波と電気分解洗浄を併用する金型専用洗浄機でメンテナンスしています。
超音波はデポジットなどの固形化した汚れに、電気分解はガス焼けなどの金型の変色した
汚れに効き、それらの相乗効果で金型にダメージを与えず確実な洗浄を行います。
いつも新型の鋼色に金型を保ち続けることが出来ます。
樹脂が発生させるガスによる汚れの除去は簡単。
ガスを発生させやすいポリカーボネートなども簡単に除去することができます。
このようなガス焼けを放置しておくと金型が腐食し、取り返しがつかなくなります。
まさに新型同様の鋼色に金型を甦らせ、手磨きでは除去できない汚れにも対応します。
金型は常に鋼色の新型に保ちたいはず。
下の写真は一般的な金型のベースです。POMが発生させるガスがベースに蓄積され、
黒い固まりとなっている様子が分かります。こういったガス焼けを放っておくと、
金型が腐食し寸法が狂い、成形条件を狂わせ不良品を発生させます。
※金型洗浄に関しては、金型洗浄機&金型溶接機のソマックス株式会社より技術を提供いただいております。
ドライアイス洗浄機
ドライアイスブラストにより、 射出成形機のスクリューに付着した炭化物の除去が可能で、製品への異物混入を防ぎます。
ドライアイスは柔らかい物質で研磨力が低いため、プラスチック金型(皮シボ)に付着した樹脂ガスを金型を傷つけることなく
除去できます。また、生産中のトラブルでも金型をおろすことなく洗浄が可能な為、生産効率の向上、不良率の削減に繋がります。
<剥離の原理> 付着物に-79℃のドライアイスを噴射することにより表面温度が急激に低下し、
熱収縮(サーマルショック)によって付着力は弱まる。付着物の隙間にドライアイスが入り込み、
約750倍の体積膨張が発生する。 ドライアイスは気体へと昇華し、剥離後の付着物のみが残る。
※金型洗浄に関しては、金型洗浄機&金型溶接機の株式会社グリーンテックジャパンより技術を提供いただいております。
(あってはなりませんが、もしもの火災時に備え、お客様の金型にも火災保険をかけています)
IoTの活用により、便利になる反面でインターネットを介すことによるお客様の機密情報データの流出が起きないように、
本社にセキュリティーサーバー室『アーカイヴ』を造りました。特定個人情報保護委員会では4つの安全措置が求められています。
この管理室には静脈認証ロックがかかっているので誰でもは入ることができません。
そしてアクセス制御などの技術的管理措置、電子媒体・機器の盗難などの物理的管理措置も確立させ守っています。
サーバーのデータは自動で複数個所にコピーされていて万が一、サーバーの故障などが起きても即座に復旧できます。